当宿のスタイルは変えません!

本年度は、新型コロナウイルスの影響から例年とは全く違う宿となっています。

例年であれば、例えば8月あたりだと5月には満室が殆どとなりますが、今年は2週間前から数日前のご予約が殆どで、この直前予約が、例年通りでトラブルのもととなります。

まず、今年は新型コロナウイルスの対応がメインとなりますが、当宿からお願いをすると必ず顔が曇るのが直前予約のお客様に多い傾向にあります。

1つ1つの対策の積み重ねにより、安心してご宿泊して頂くるようになると考えておりますが、この安心というか、安全対策も感じ方が人それぞれだと感じるようになり、実際には必ず守って頂くのですが、感じが良いとは思えません。

そしてお互いにですが、マスクをして対応をしておりますので、決してお互いの理解が高められるのは目つきなども含めて難しいです。

また例年の5倍程度の電話の問い合わせがあり、これも大きな負担になりつつあります。

当宿はネットが宣伝媒体で、ほぼネットとメールでの対応となります。

何故かというと近年のスマホの普及により、当宿では完全に確認済みでも、お客様によっては勘違いも多く、トラブルになります。

そのため当宿では、全てのやり取りを文章で残すようにしており、メール、fax、郵送など徹底して「言った、言わない」が絶対にないようにしています。

 

そして今年は、断ることも多いです。新型コロナウイルスの対応について、対応が難しく断ったり、食事、施設、対応など宿泊の全てを把握したい場合などは、嘘も調子よい話もせず、対応の回答をして、断る場合も少なくありません。

それでも、ご宿泊のお客様もおり、その結果で「何で??」と思うような各レビューで悪い内容があることなんて珍しいことではありませんし、当宿の私たちがアンテナゼロではないと思っておりますが、断っているのに、そういう事も少なくありません。

これがネットの怖いところ

でも、今回のブログも当宿が苦手として、嫌がっている質問、対応などが伝われば良いと思っています。

 

サービス業の人間はロボットではなく、生活もあり、人として感情もあります。

ここ最近は、店側ではなく、ユーザー側が点数を付けられるようにアプリも開発されているようです。

 

日本人は特にお客様は神様ですって古い風習があるようですが、対価に対してのパフォーマンスが1番大切で、需要と供給の関係であり、子分でも家臣でも奴隷でもありません。

お金を払えば、何をやっても言っても良いなんてありえませんし、こんなことがあっては、「おもてなし」の日本の最高のサービス業が無くなってしまい、完全に心の通わないドライな接客になるのが結果として見えています。

昨今の状況を考えると、私はそれでも良いと思っています。

わたしも本当に未熟で、こんな状況なんですが、コロナなんて言い訳もせず、来年、再来年と絶対にこのような事を思わないようにしたいと思っています。

ピンチはチャンス!

当宿でも楽天トラベル、じゃらんnet、るるぶトラベル、google、トリップアドバイザーなど様々なサイトでのレビューがあります。

でも、その1つ1つに対し、レビューをしたお客様の当日の状況を考えて返答をしています。

本当に最高に嬉しいものもあれば、厳しいものあったり、笑顔で「大満足です!」ってチェックアウトして、心が折れるレビューがあったり、散々問合せがあり、全てを回答して最終的に断っているのに何故って思っていても宿泊して、そしてボロクソレビューがあったりで、完全に人間不信になり、接客を2年くらいしなかった時期もあります。

このコロナの時期にお店のパフォーマンスを上げるのも下げるのもユーザー側にもあるのを理解したほうが良い時期に来ていると思っています(実際には10年くらい前から思っていますが・・・)

今年は電話、メールでお断りをしたうえで、更に問合せや、過度な回答を求められる場合も多いのですが、そんなに信用が出来ないのであれば、宿泊しないでください。

宿のスタイルは、新型コロナウイルス対策は、しっかり行った上で変えないつもりです。

これが当宿のお願いです。

 

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