当宿で催行しているエゾモモンガのガイドツアーですが、日の入りから徐々に暗くなる状況とカメラの設定が難しく感じている方々も多いと思います。
まず夕方の出待ちは、エゾモモンガが出てくるのを静かに待つということから始まります。
当たり前のことをお話しますが、野生動物のため予想はできても、この時間に必ずでてくるという確実性がないからです!
そして日暮れから20分くらいまでは目視でも何とか確認ができるのですが、30分を過ぎると厳しくなってしまいます。
それと晴れていて夕日が綺麗な日と、曇りで暗い日では、暗くなる速さが違いすぎて驚きます。
もちろん撮影に関しては、カメラの性能、レンズの明るさ、様々な要素がありますが、徐々に暗くなる状況に素早く設定を変えて撮影をしていくことも大事です。
まずは、1匹目が出てくるときは、本当に大事です。
この1匹目で驚かせたりしてしまうと、引っ込んで出てこないことだってあります。
そして出てくると一安心ですが、まだ引っ込んでしまう可能性もあるので静かに撮影です。
そして1匹目が出てくると、次の2匹目が順番待ち状態になります。もう覗いていますね・・・
あとは出てくるとモモンガは一気に上に上がって飛んでいくものもいれば、枝にいてポーズをとってくれることもあり、その時にはカメラを手持ちで撮影して良いと思います
しかも同じ撮影は、2度とこないような撮影となり、運の要素もあります。
もちろん悪天候で出てこないこともありますし、撮影の仕方が悪くてダメなこともあると思います。
そのため、基本的には電話はマナーモード、音は立てないように気を付ける、カメラから出る光は出ないようにする(設定ができない場合は、テープを張るなど)、それと寒い状況で待つので、暖かい服装も必須です!
そして設定ですが、シャッタースピードを遅くして、ISOの数字を上げるようになりますが、最後まで証拠写真でも撮影をするのであれば、かなり数字を極端にするのがお勧めです。
どんなに素晴らしい高価なカメラとレンズでも設定次第ということもあると思います。
そして暗所でも撮影ができるように練習をするのが理想です!
エゾモモンガは、本当に可愛いモモンガを感じますし、撮影も楽しいのですが、暗くなるまで撮影や観察を楽しめる準備もシッカリして楽しんでほしいです!
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